香川県東かがわ市は日本一の手袋の産地です。
が、昨今伝統産業の課題となっている職人の高齢化と技術の継承。
これは弊社も例外ではありません。
創業1950年から受け継がれ邁進してきた、とても素晴らしい技術の火を消してしまうわけにはいかない。
技術者の若返りや雇用を促進するとともに、手袋産地ならではの商品を作り出そうということとなりました。
実は手袋は専用生地というものはありません。
皆さんがよく見ている手袋ほとんどが、洋服などの生地から使用されています。
しかし弊社はこれまで、縫製と同じ位に手袋オリジナル生地の開発にも力を注ぎ、いち早く機能素材を手袋に取り入れ商品化してきました。
生地開発から手袋製造までを一貫して手掛けるノウハウをもったメーカーなのです。
さて、やっとここからが本題です。
手袋産地ならではの商品とは何だ?です。
東かがわ市での特産物を考えると、手袋・和三盆・オリーブハマチ・ちりめん・にぼし・のり・ソイソルトなどなど沢山あります。
でも手袋としてどのようにコラボしたらいいだろうか・・・。
悩んだので地域を広げて香川県で考えてみることにしました。
オリーブ=香川県って結構知られているなぁ。
オリーブって食べられるし、保湿oilになるし万能だなぁ。
オリーブオイルって保湿作用・抗酸化作用などがあり、古くから食用や古代ギリシャでは入浴後に油を肌に塗布したり、様々な方法で利用されていたんだぁ。
・・・・あれ?
そんな昔から愛用されているのならば生地にしてみたらいいんじゃぁないの?
弊社社長である安部はこれまで沢山の機能素材を考えて世に出してきました。豊富なノウハウからすぐにこの案を思いつき、即生地製作にかかることとなりました。
そんな中、20代の若者が遠い地から我らの志を感じとったのか弊社に入社することとなり、手袋縫製歴55年以上のベテラン職人達の指導の下、伝統技術継承への道へとはいっていきました。