【手袋のまち・東かがわ市】
瀬戸内海を結ぶ本四架橋(明石〜鳴門ルート)を四国に渡り、国道11号線を西進、
瀬戸内海の風光をめでつつ約1時間走ると、全国生産の90%を占める手袋の産地
東かがわ市に入ります。
【手袋と共に120年】
手袋にはニット生地を裁断し縫製する縫い手袋、横編み機で編立る編み手袋、皮革を裁断し、
縫製する皮手袋、合成・人工皮革を素材にした合成・人工皮革手袋などがあります。
当産地は輸出産地として発展してきましたが、輸出市場の縮小に対応するために内需転換する
と共に新分野のゴルフ・スキーなどのスポーツ手袋部門に進出、その長い歴史の過程で編み手袋
からホームカバーが並行的に生産され、革手袋の加工技術と革手袋から関連商品としてカバン・
袋物・革衣料などが生産されると共に、春夏用UVケア手袋の開発がなされました。
香川の手袋産地の歴史は古く創始者である両児舜礼師や棚次辰吉翁によって始められ2008年
(平成20年)には120年の節目を迎え、記念事業の一環としてインターネット上で資料館の開設、
また2009年には「香川のてぶくろ資料館」の開館や「香川のてぶくろアウトレット」の開店
など新しい未来に向けてスタートしました。
東かがわ市を中心に企業集積をした当産地は、現在日本で唯一の総合産地として全国生産の90%
を占めるだけでなく、商品群の多様さ、品質レベルの高さなど世界的な産地となっています。
参考資料:日本手袋工業組合「手袋ハンドブック」
=======〖もっと手袋のことについて知りたい方は〗=======
香川のてぶくろ資料館/てぶくろアウトレット店/日本手袋工業組合
→〒769-2701 香川県東かがわ市湊1810番地1
TEL(0879)25-3208
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